・AIR-7です

・AM, FMおよびエアーバンドが受信できる3バンド受信機:AIR-7です。アビエーション( AVIATION )という名前でも有名です。当時の価格で54800円、ちょっと高価な受信機です。1984年発売。ヘリカルアンテナが付属しておりますが、外部アンテナ端子も装備しているため、持ち運ばずに室内で使うときにはこちらが威力を発揮します。AMは150kHzから2194KHzまでをカバーしており、LW, MWおよび短波の低いほうのごく一部の帯域が受信できます。単3乾電池4本で動作します。電池を交換するとき、10分程度間をあけるとメモリーが消えてしまいます。一度プリセットした局は消えないでほしいところです。この受信機はレベルメーターがついていないため、相対的な電波の強度が比較できないところがちょっと不満です。


・上方から見たところです。左端の緑色の丸いプッシュスイッチが電源スイッチです。その隣がボリューム、真ん中のつまみがスケルチです。スケルチのつまみは押し込んでおくと「オート」に、引き出した状態ではマニュアルコントロールができます。一番右側のつまみがバンド切り替えスイッチで、AIR/FM/AMと3バンドを切り替えるようになっています。輸出用は4バンドになっており、前記のバンドのほかにPSB(ポリスバンドと呼ばれている144〜174MHz)も受信できるようになっています。国内向けのAIR-7をほんの少し手を加えることでバンドを4バンドに改造できます。インターネットで検索すれば改造方法が出ています。


・大きさを比較するためユピテルのマルチバンド受信機:MVT-7100と並べたところです。AIR-7はかなり大きいことがわかります。MVT-7100はロッドアンテナもしくは外部アンテナで電波をキャッチするため、MWの受信はちょっとつらいですが、AIR-7はバーアンテナを内蔵しているためAMラジオを聞く分には外部アンテナを接続する必要がなく、扱いやすいです。エアーバンドの感度をそれぞれ付属のアンテナをつけて比較したところ、ユピテルのほうがかなり感度がよく、AIR-7では全く捕らえられない電波もありました。


・機銘板です。



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